フィギュアスケートオリンピック団体戦|ルールをわかりやすく解説

目次

いよいよミラノ・コルティナ冬季オリンピックの開催が迫ってきました。
わたしはフィギュアスケートが大好きなのでオリンピック競技の中で注目しているのはもちろんフィギュアスケートですが、その中でも個人戦の前に行われる団体戦がとても楽しみです。
フィギュアスケートの団体戦に馴染みのない方は、「ルールはどうなってるの?」「個人戦と何が違うの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが実際は難しいルールではありませんので、オリンピック団体戦のルールについてわかりやすく解説します。
これを読んだらきっともっとオリンピック観戦が楽しめるはずです。オリンピック観戦を楽しむお手伝いができれば幸いです。

ここだけ押さえて☆オリンピック団体戦ルールをわかりやすく解説

【ルール①】団体戦は10カ国が参加

フィギュアスケートのオリンピック団体戦の参加国は、全10カ国です。
ミラノ・コルティナオリンピックでは
「アメリカ」「日本」「イタリア」「カナダ」「ジョージア」
「フランス」「イギリス」「韓国」「中国」「ポーランド」
の10カ国で争います。
この10カ国で4つのカテゴリ(男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンス)、全8種目の演技によって競うことになります。

男子シングル 女子シングル ペア アイスダンス
ショートプログラム(SP) ショートプログラム(SP) ショートプログラム(SP) リズムダンス(RD)
フリースケーティング(FS) フリースケーティング(FS) フリースケーティング(FS) フリーダンス(FD)

また、団体戦に参加できる選手は、基本的に個人戦で出場資格をもつ選手(組)のみとなっています。
ですので、個人戦出場資格のある選手の中から、団体戦を滑る選手が選ばれます。

ただし、1種目だけ例外が認められています。
その例外について、日本チームの場合で説明していきます。

まず、日本チームは4つ(男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンス)すべてのカテゴリで出場資格を持っていません。
4つのうちアイスダンスの個人戦の出場資格がないため、このままではアイスダンスを除く3つのカテゴリで戦うことになります。
これでは1カテゴリ分が不利になってしまうので、例外が認められる、という訳です。
これにより、日本チームは団体戦のみの参加で、吉田/森田組(うたまさ)が共に戦います。

男子シングル 女子シングル ペア アイスダンス
鍵山 優真 坂本 花織 三浦/木原組(りくりゅう) なし
佐藤 駿 中井 亜美 長岡/森口組(ゆなすみ)  
三浦 佳生 千葉 百音    
     

団体戦のみ
吉田/森田組(うたまさ)


日本チームのように4つすべてのカテゴリで出場資格を持たない国は実はほかにもあります。(フランスやイギリスなど)
他国もこの例外措置が適用されています。

【ルール②】まずは予選!順位ごとに獲得するポイントの総合計で競う

団体戦は予選と決勝にわかれており、予選ではショートプログラムを滑ります。
競技は

アイスダンス(リズムダンス RD)
  ↓
ペア(ショートプログラム SP)
  ↓
女子シングル(ショートプログラム SP)
  ↓
男子シングル(ショートプログラム SP)
  
の順に行われます。
それぞれのカテゴリで10カ国すべてが滑り終えたところで、スコアにより順位が決まり、以下のように順位ごとのポイントを獲得します。

【団体戦】順位ごとのポイント
1位 10pt 2位 9pt
3位 8pt 4位 7pt
5位 6pt 6位 5pt
7位 4pt 8位 3pt
10位 1pt    

4つのカテゴリ、それぞれの順位ポイントの合計が、各国の予選獲得ポイントとなります。

【予選結果例】
男子シングル1位 10pt
女子シングル2位 9pt
ペア3位 8pt
アイスダンス4位 7pt
予選合計

34pt

この場合、34ポイントが予選で獲得したチームポイントとなります。

【ルール③】決勝に進めるのは5カ国のみ!予選のポイントもメダル獲得に重要

予選で獲得したポイントの上位5カ国だけが決勝に進むことができます。
決勝はフリースケーティングを滑ります。
決勝の競技は予選と同じく

アイスダンス(フリーダンス FD)
  ↓
ペア(フリースケーティング FS)
  ↓
女子シングル(フリースケーティング FS)
  ↓
男子シングル(フリースケーティング FS)

の順で行われます。

予選と決勝の合計ポイントで最終順位が決定し、団体戦のメダル獲得となるのです。

【決勝結果例】
男子シングル2位 9pt
女子シングル3位 8pt
ペア4位 7pt
アイスダンス5位 6pt
決勝合計

30pt

予選合計

34pt

総合計

64pt

予選も決勝もスコア順位に応じたポイントを獲得し、その合計点で競う、というのが団体戦のルールです。
ポイントによって競うという点が個人戦とは異なります。

【見るのがさらに楽しくなる】団体戦でチェックしたいポイントは?

重要なのは予選で獲得したポイントが決勝にもそのまま持ち越される、という点です。
予選1位と5位との差に大きく開きがある場合、予選5位のチームが決勝ですべてのカテゴリで1位となっても、逆転優勝できません。

【予選1位】 【予選5位】
予選合計 36pt

予選合計

19pt
男子シングル5位 6pt 男子シングル5位 10pt
女子シングル5位 6pt 女子シングル5位 10pt
ペア5位 6pt ペア5位 10pt
アイスダンス5位 6pt アイスダンス5位 10pt
合計

24pt

合計

40pt

総合計

60pt

総合計

59pt

つまり、単に予選を通過するのではなく、ひとつでも多くのポイントを予選でしっかり獲得していくことが、決勝でメダル争いをすることはもちろん、メダルの色も左右する、ということです。

また4つのカテゴリのうち2つまで、予選と決勝で別々の選手が滑ることができます。
たとえば日本チームの場合、ルール①で記載した通り、男子シングル、女子シングル、ペアで複数選手(組)が出場資格を持っているので、この3つのカテゴリのうち2つまで、予選と決勝で出場する選手をわけることが可能です。
どのカテゴリで、誰を、どこで出場させるか、、、
1ポイントでも多く獲得するための鍵になってきます。
あくまでもスコア勝負ではなく順位によるポイント勝負なので、各国がどの選手をどこで起用するのか、これまでの戦績や自己ベストのスコアなどを参考に予想してみるのも楽しみのひとつになります。

ちなみにわたしは、団体戦終了から個人戦までの日程が近いため、選手の負担を考慮して男子シングルのカテゴリは選手を分けてくると予想します。
もうひとつが女子シングルかペアのどちらかですが、女子シングルがいいな、と思っています。
後述しますが、ペアは三浦/木原組(りくりゅう)に予選も決勝もがんばってもらいたい!という気持ちがあるからです。

日本チームはメダル候補?メダル獲得の可能性は?

【メダルの可能性は大!】カギを握るのはペアの躍進とアイスダンス!

日本チームは前回の北京オリンピックで銀メダルを獲得しています。
そして、今大会もメダル獲得の可能性が大いにあると予想しています。
その鍵となるのが、カップル競技(ペアとアイスダンス)です。

過去のオリンピック団体戦において、男子シングルと女子シングルでは高い順位点を獲得してきていた日本チームですが、カップル競技においては、上位にはやや及ばない成績が続いていました。
ですが、2024-25シーズンの世界選手権を制した「三浦/木原組(りくりゅう)」ペアの存在が日本チームのメダル獲得にとても大きな後押しをしてくれそうです。
今シーズンもグランプリファイナルを優勝するなど戦績から予想すると高い順位点を獲得できる実力が十分にあります。
今回の団体戦は「りくりゅう」ペアが日本チームを牽引してくれると期待しています!

そして、団体戦のみの出場となるアイスダンスの「吉田/森田組(うたまさ)」がひとつでも上の順位点を獲得してくれることで、メダルの色が決まってくると考えます。
前哨戦となった1月に開催された四大陸選手権でも、フリーダンス(FD)で自己ベストを更新するなど、勢いはあります。
初めてのオリンピックに挑む2人、私もしっかり応援します!

見逃さないで☆団体戦の競技日程とテレビ放送予定を事前に確認しておこう

【時差があるけど大丈夫】団体戦スケジュールとテレビ放送・ライブ配信の日本時間まとめ

団体戦は2/6から2/9にかけて行われます。
開会式に先立って行われますので、見逃さないよう注意しましょう。
また現地時間とは時差がありますので、
スケジュールとテレビ放送予定、配信情報を日本時間で表にまとめましたので参考にしてください。

日程 種目 競技時間 放送・配信
2/6(金) アイスダンスRD 17:55〜19:13 NHK BS:17:50〜22:50
テレビ朝日系:17:25〜23:25
配信:NHK ONETVer_テレビ版(17:25~)TVer(17:50~)
ペアSP 19:35〜21:13 同上
女子SP 21:35〜22:54 同上
2/8(日) 男子SP 03:45〜05:04 NHK BS:03:40〜06:50
テレビ朝日系:03:30〜07:25
配信:NHK ONETVer_テレビ版(3:30~)TVer(3:40~)
アイスダンスFD 06:05〜06:51 同上
2/9(月) ペアFS 03:30〜04:24 NHK 総合:03:35〜06:00
NHK Eテレ:06:00〜06:40
配信:NHK ONETVer
女子FS 04:45〜05:32 同上
男子FS 05:55〜06:42 同上
表彰式 06:42〜07:00 ※分かり次第記載します

見るなら大画面で!

4年に一度のオリンピック!
我が家のテレビは寿命がきていますが、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック、フィギュアスケートは新しい大画面でじっくり鑑賞予定です。
大技ジャンプや複雑なステップの動きなど、大画面で細かいところも見られるのが楽しみです。
みなさまも、ぜひその臨場感を大画面のテレビで味わってください!

 


 

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